外国為替 2005 4 7

 最近、円相場は、1ドル108円台をつけるなど、円安の状態です。
これは、1月17日の101.87円から見れば、かなり円安になったと言えます。
 去年は、どうだったのか。
4月2日に103.68円をつけた後、5月14日には114.80円になっています。
 今年も、同じような展開になるのか、今のところ不透明です。
それでも、「長期的には、ドル安は避けられない」と言う人も多いでしょう。
 ただ、外国為替は、ファンダメンタルズだけで動くのではなく、
巨額の投機資金も、外国為替に大きな影響を与えます。
そして、FRBの金融政策は、巨額の投機資金に大きな影響を与えます。
その金融政策は、アメリカ経済にも大きな影響を与えます。
 そういうわけで、FRBには、心臓外科医のような「デリケートな舵取り」が要求されるでしょう。
もちろん、グリーンスパンFRB議長が在職中は、大きな混乱はないでしょう。
 しかし、グリーンスパンFRB議長が退任すれば、
世界は、経済分野における「世界的指導者」を失うでしょう。
 ローマ法王の死去に伴い、
世界は、「世界的指導者」を失いました。
ローマ法王は、優れた宗教家であるとともに、優れた政治家でもありました。
 世界は、相次いで、「世界的指導者」を失うことになるのか。
そして、その後にやってくるものは、混沌か。































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